100均ダイソースピーカーをリメイク 発泡スチロールブロックスピーカー
300円のダイソーUSBスピーカーのユニットは十分使えます。
このスピーカーユニットで左右一体型のスピーカーを作りました。
通常スピーカー工作ではMDFなど木材を使って組み立てますが
ご紹介するスピーカーは本体に発泡スチロールブロックを使い
ローコスト、短時間で簡単に制作できます。
元のスピーカーよりも低音が豊かに響きます。
■部品リスト(ほとんどダイソーで買えます)
発泡スチロールブロック 1個 200円
ダイソーUSBスピーカー 1個 300円
ダイソーMDF木材 10cmx10cmx6mm 6枚入り 100円
木工用ホワイトボンド 1本 100円
スピーカーケーブル 3mx2本 ※ホームセンターで購入
スピーカーを固定するネジ 6mmx10mm 8個 ※ホームセンターで購入
■制作方法
写真1のブロックは試作品でホームセンターの発泡スチロールブロックです。
ダイソーのブロックはこれより少し小さいですが同じように使えます。
※ブロックには穴が3つ空いていますがよく見ると前後で開口の大きさが違います。
仕切りの幅が狭い開口が大きい方にユニットを取り付けるようにして下さい。
中央の穴を左右共有のショートホーンとして利用しています。
後面の左右の穴と中央の穴の仕切りの広い方にダクトを作り連結します。
1.10cmx10cmの2枚はスピーカーを取り付ける直径50mmの丸穴を開けます。
ホールソー、サークルカッター、自在錐をお持ちでしたら穴あけは簡単ですがホームセンターで穴開け加工してくれないので、これが一番厄介な作業です。
コンパスで下書きを描いて半月彫刻刀で少しずつ切り込みを入れていきます。
穴が空いたら木工用やすりで丁寧に円に加工します。
2.発泡スチロールの後面、穴の小さい方を2箇所加工します。(写真2)
仕切りの広い方に2箇所、幅2cmx深さ1.5cmの溝をカッターで切り取ります。
これがバスレフ用のダクトになります。
3.左右の穴の中に吸音材(布切れ、古いハンカチ1枚、水槽用フィルターなど少々)
を入れておきます。
4.後面下部にケーブル線用の溝を作って通します。(写真2)
5.穴の空いた板2枚(バッフルと呼ばれています)と後面の穴塞ぎ用の板3枚
を木工用ボンドで貼り付けます。
6.スピーカーユニットにケーブルをハンダ付けしてネジ止めして完成です。
写真2 裏側から見たバスレフポートとケーブル引き出し
■音質調整など
本体に発泡スチロールを使っているのでさぞ軽々しい音を想像されるかもしれませんがバッフルと裏板はMDFですのでまともな音質です。
元のプラスチックの筐体と比べれば雲泥の差です。ただ発泡スチロール固有の響きがあるようですので吸音材を適宜使用して取り除いて下さい。
ユニットは5cmなので高音がきつめです。私は最初の写真にあるように銀色アルミ?振動板に白いビニールテープを中央に貼り付けて耳障りな高音を減らしています。このテープによって低音は増加します。
あとはひたすら鳴らし込んでエージングを行って下さい。私は自作のデジタルアンプとlinuxPCをつないでMP3曲を聞いています。
以上